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噛み合わせ

噛み合わせ

注意!

1)咬み合わせを気にしていない方は、この内容を読んで、暗示にかからないようにしてください。咬み合わせや顎関節症は、なんでもない人が気にすることで、普段行わない動きを頻繁に行い、本当におかしくなってしまうことがあります。

2)頭痛や肩こりなど歯や咬み合わせから起こる場合があります。しかし、すべてではありません。因果関係を調べると、歯や咬み合わせよりも、他に原因があることのほうが多いです。ですから、こんな時は医科的なアプローチも必要です。


歯は、年齢を経てだんだんと磨り減ってきます。また、虫歯や違和感などによって咬みやすい位置も変わります。つまり、その時の歯や歯ぐきの状態に応じて変化していきます。

このこと自体は、おかしなことでもなく普通のことです。

ところが、なにかをきっかけにおかしくなることがあります。



きっかけになりそうなこと

きっかけ ①
「あれ、あごを横にうごかすと歯がひっかかる!」

きっかけ ②
「こんなふうに咬むと奥歯の一部が高く感じる!」

きっかけ ③
「前に、入れた歯が食事の時だけひっかかる!」

こんなことが考えられます

きっかけ ①

顎は左右に動かす(水平的運動)ことで物を咬みきり咬み砕きます。普段の生活の中で自然な動きで引っかかるようであれば調整が必要です。しかし、意識的に普段行わない動きを無理にさせた場合は、調整を行わず。その動きをやめれば治ります。

きっかけ ②
この場合、普段しない動きをしている可能性があります。顎の限界運動をして咬むと起こります。このような限界運動は普通にありえない動きをして引っかかる所を無理やり探している時に起こりやすいものです。

きっかけ ③
この場合は、気のせいではなく明らかに入れた歯の調整不足です。放置すれば顎関節症にもなりかねません。

これらのことは、「気のせい・・・?」かもしれません。いや、「顎までおかしくなってきた・・・」ようになるかもしれません。
ひどい時は、こんな経過をたどる場合があります。

「気のせい・・・?」

「最近、歯ぎしりをしているようだ」 「どうも、くいしばる癖がついてしまった」

「顎が痛い」     「歯がぐらぐらしてきた」


このことは、一概に言えませんが、顎関節症や咬合性外傷を引き起こす原因になることがあります。
※顎関節症      顎の関節の病気
※咬合性外傷     咬み合わせが強い歯の周囲の骨がなくなってしまう病気



治療法


1) カウンセリング

堅苦しく考えないでください。状態をくわしく教えてください。

2) 実際にどのようにして現症が起こるか、顎を動かして再現します。
状態によっては、顎関節症を疑い、顎関節のレントゲン写真を撮ることも行います。

3) 上下の歯の型とりを行い、模型を作ります。
模型を咬合器(顎の動きを擬似的に再現する道具)に取り付け、垂直的・水平的な咬み合わせを見ます。


4) 治療方針をきめて治療をおこないます。
普段しない動きをする場合に起こっていれば、とくに治療はしません。その動きがおかしいものだとご理解いただき、習慣になっていれば、止めることを勧めます。
代表的な方法は、下記に記載しました。

咬合調整
歯の垂直的・水平的な調整を行います。

スプリント ナイトガード

マウスピースのような物でおこないます。

咬合の再構成

装着されているものをはずし理想的な咬み合わせ を作り直します


5) 長期的な経過観察
こうして、安定する咬み合わせを取り戻します。




正直言いますと・・・

この類のことは、「ストレスが原因です」という先生がいます。確かに原因の一つかもしれません。
大変に便利な言葉です。この言葉で、すべて説明がついてしまうからです。 では、ストレスを排除すれば治ることなのでしょうか?
排除できれば楽かもしれません。しかし、生活の中で排除できないもののほうが多いと思います。
すべてを投げ捨てる覚悟が必要になってしまうかもしれません。
ですから、できるだけ「ストレス」と言う便利な言葉は使わないようにしています。 歯科医は皆さんの心の治療はできません。でも、会話をすることに、なんの制限もありません。予約がありあまり会話ができないこともあると思います。
ですが、話をしなければ始まらないこともあります。殺風景な診療室ですが、話に来てください。